これからシェムリアップ観光を予定されている方に、最新情報をお伝えします!2020年1月1日から、ラピュタの遺跡として知られるベンメリア遺跡の入場方法と料金が変更になりました!
今回は、変更内容と最新のベンメリア観光情報をお届けします!
目次
ベンメリア遺跡とは
ベンメリア遺跡はアンコールワットのある街シェムリアップ中心部から車で1時間30分ほどの場所にある郊外遺跡です。大きな修復工事などが行われていないので半壊状態にありますが、それがベンメリア遺跡の見どころ!
ジャングルの中に佇む遺跡はアンコールワットと似ている箇所がいくつもあるため、東のアンコールワットとも言われています。今シェムリアップを旅行する人で、訪れない人はいないほど人気な観光スポットになっています。
ベンメリア遺跡はラピュタのモデル?
特に日本人に人気な理由のひとつとして、ベンメリア遺跡がスタジオジブリの映画「天空の城ラピュタ」のモデルになったのではないかと言われています。しかし、公式発表された情報ではなく、定かではありません。
実際に行ってみると、♪父さ〜んが残した〜熱い想い〜母さ〜んがくれたあの〜眼差し〜♪って歌いたくなる気がします(パイセンは感化されやすいので、歌ってました)。
冗談はさておき、上の写真は実際にベンメリア遺跡に行って撮ってきた写真ですが、本当に幻想的な雰囲気を感じられます。
2020年1月から入場方法が変更
そんなベンメリア遺跡ですが、2020年1月より、入場方法が変更されました!
これまでは、ベンメリア遺跡の近くに券売所があり、そこで一人5ドルを支払ってベンメリア遺跡専用の入場券を買う仕組みでした。
(旧ベンメリア遺跡入場券の写真)
しかし、2019年12月26日にアンコールエンタープライズという団体から、ベンメリア遺跡の入場方法に関する発表がありました。
大事な部分だけ翻訳すると、以下の通りです。
…カンボジア政府は、2020年1月1日より、アンコール遺跡群の入場券パッケージで、ベンメリア遺跡へも入場できるようにすることを決定しました。…
つまり、2020年1月以降、専用の入場券は廃止され、「アンコールパス」という既存の入場券パッケージでのみ入場できるように変更されたということです。
なんと正式発表から5日足らず、しかも比較的観光客の多い年末年始での変更。旅行会社としては大変です笑
【2020年最新版】ベンメリア遺跡への入場方法
というわけで、2020年1月から変更された入場方法ですが、2020年1月現在の入場方法を詳しく見ていきます。旧方法とは料金が異なりますし、場合によっては損してしまうので、必ず事前に確認しておきましょう!
アンコールパスとは
先ほどご説明した入場券パッケージ、通称「アンコールパス」として有名です。アンコールパスは、カンボジアの象徴的存在アンコールワットをはじめとした、アンコール遺跡群に入るために必要なチケットです。
チケットには顔写真が印刷され、有効期限も記載されます。アンコールパスがないと、アンコールワットに入ることはできません。逆に言えば、アンコールパスがあれば、たとえばアンコールトムといったそれ以外の遺跡にも入ることができます。
ただし、いろいろな遺跡に入れる分、価格は少々高めです。遺跡群はとても広く見どころも多いため、研究者や長期滞在の方向けに、長期間の券も取り扱いがあります。
1日券 | 3日券 | 7日券 |
---|---|---|
37ドル | 62ドル | 72ドル |
ベンメリア遺跡への入場料
上でご説明した通りですが、2020年1月以降のベンメリア遺跡の入場料は、最低でも37ドルかかります。移動費を加味すれば、もっとかかります。
これまでは1人5ドルで入れていたことと比べると、少々割高感はありますね。ベンメリア遺跡だけでなく、アンコールワットにも行けるので、一緒に行く予定がある方にとっては少し節約になるかもしれません。
アンコール遺跡群だけに行く予定だった方は、追加料金なしでベンメリア遺跡にも入場できるようになったということです。少し遠いですが、もし時間があるようでしたらぜひ行ってみてください!また、ベンメリア遺跡は少し遠いので、複数日に分けて観光されることを予定されている方は、3日券を買うなど工夫をしてください!
ベンメリア遺跡でもアンコールパスが購入可能
アンコールパスはこれまで、アンコールワット近くの券売所でしか購入することができませんでした。しかし、今回の変更により、ベンメリア遺跡近くの券売所でも、アンコールパスを購入することができるようになったとのことです。
ちなみにこれが、券売所です。ちなみに、この券売所、向かって右側にはトイレがあります。ベンメリア遺跡を回る前に、こちらでトイレを済ませておくことをおすすめします!
これで、「せっかく1時間半もかけてベンメリアまで行ったのに、チケットが買えなかった(汗)」なんてことは避けられそうですね!券売所では現金だけでなくクレジットカードも使えるようなので、ご安心ください。
ちなみに、2019年12月29日にベンメリア遺跡に行った際の、旧チケットがこちら!5ドル!もうこのチケットもレアになってしまいます。
そして、アンコール・パスがこちらです。顔写真を撮影し、それなりにちゃんとしたチケットです。遺跡に入るときには、このチケットと顔を確認されます。
ベンメリア遺跡への行き方
そんなベンメリア遺跡ですが、冒頭でも触れた通り、シェムリアップ中心部やアンコールワットからは少し遠いところにあります。行き方は主に2つありますが、ご自身に合った方法をお選びください!
自分で移動手段を確保
ベンメリア遺跡へ行くには、車で1時間半ほどかかります。トゥクトゥクでも行けないことはないですが、時間もかかりますし、何よりトゥクトゥクだと座り心地が悪く、疲れてしまいます。
タクシー
その辺のタクシーを拾うと相場の4〜5倍の金額を請求されるので、PassApp等で予約するのがおすすめです。PassAppでタクシーを利用した場合、片道4,000円程度は最低でもかかります。
しかし、ドライバーさんにとってはかなりの長旅になるため、嫌がられる可能性もあります。その場合、タクシーがなかなか予約できなかったり、観光後もその方に乗せてもらうような交渉が必要になるかもしれませんね!
ちなみに、シェムリアップでのトゥクトゥクやタクシー利用は、絶対的にPassAppの利用がおすすめです。PassAppの紹介や使い方については、ぜひこちらの記事をご覧ください!
乗合いバス
こちらはまだ情報収拾中ですが、シェムリアップの中心部から、乗合いバスのようなものが出ており、そちらを利用することもできるようです。このバスの運賃はおよそ5〜10ドルで、タクシーに比べて格安です!
しかし、情報が少ない分、現地の方に聞くなどして情報を集める必要がありそうです…。ベンメリアまで行けたはいいものの、帰れなくなったなんてことになったら大変ですもんね。
ベンメリア遺跡観光ツアーに参加
多くの場合は、ツアーに参加する形になると思います。一口にツアーと言っても、たくさんの種類があります。ガイドがついているもの/ないもの、入場券が込みのもの/別のもの、他の人と一緒に参加するもの/プライベートなもの、など。
わたしたちも実際このやり方でしたが、現地のツアーデスクに行って、自分たちにとって一番都合がいいものを選ぶのがベストです!英語での会話は必要になりますが、意外と安く行けちゃいます。また、行き帰りの移動手段が確約されているというのも安心です!
ちなみにわたしたちは、1日のプライベートツアーという形で申し込みました!ガイドなしのドライバーさんのみで、一日中行きたいところを回ってもらう、専属タクシーのようなイメージです。
アンコールパスの料金は別で、2人で8,000円くらいでした!どうですか?意外と安いでしょう?
アンコールワットなどの遺跡群と一緒に楽しもう!
というわけで、今回は2020年1月から入場方法が変更となったベンメリア遺跡についての最新情報をご紹介しました!
アンコールパスでベンメリア遺跡にも入れることになったということで、ベンメリア遺跡も含めた観光の予定を立てる方も多いはずです。せっかく買ったアンコールパスが無駄にならないよう、余裕をもったプランニングを心がけましょう!
ベンメリア遺跡は今も、自然の力によってさらに崩れつつあります。今後、状態によっては間近に見ることができなくなるとも言われているため、今しか見られないベンメリア遺跡の姿をぜひ見に来てください!