事前のビザ取得なしで、ちゃんと入国できるかな…
到着した時に現地で申請できるビザ、通称アライバルビザ。カンボジアへ行く前は、本当にビザが取得できるのか心配でした。事前に顔写真を用意した方がいいのか、そこまでやるなら事前にビザを取得した方がいいのか…。
今回は、そんな心配を払拭すべく、シェムリアップ空港でのアライバルビザ(Arrival Visa)の取得方法について、詳しく解説したいと思います!これから渡航されるみなさまは、ぜひご旅行前に読んでくださいっ。
日本〜シェムリアップはトランジットがあるので、疲れが溜まっているはず。この記事を読んで必要な情報を事前にゲットし、スムーズに入国しましょう!
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目次
カンボジアのビザの種類
ビザは各国によっていくつかの種類があります。在日本カンボジア王国大使館によると、カンボジアでは、大きく6種類のビザを扱っています。
- A: 外交(Diplomatic)
- B: 公用(Official)
- C: 表敬(Courtesy)
- T: 観光(Tourist: T ,T1 , T2 , T3)
- E: 業務(Business: E ,E1 , E2 , E3)
- K: クメール永住者(Khmer permanent residents: Khmer-born nationals)
アライバルビザとは
事前に郵便やネットを通して在日本大使館に申請して取得することができますが、もっともかんたんな方法と言われているのがこのアライバルビザです。旅行前に面倒な手続きをすることなく、入国する際に発行できます。
ちなみに上の画像は、実際に取得した観光ビザの写真です。
カンボジアでは、プノンペン空港とシェムリアップ空港でのみ取得できます。なお、アライバルビザとして取得できるのは観光ビザと業務(商用)ビザです。さらに有効期間によって金額が異なります。
種類 | 有効期間 | 料金 | |
---|---|---|---|
観光ビザ | T | 1回限り(3か月) | 30ドル |
T1 | 1年間 | 40ドル | |
T2 | 2年間 | 60ドル | |
T3 | 3年間 | 80ドル | |
業務(商用)ビザ | E | 1回限り(3か月) | 35ドル |
E1 | 1年間 | 50ドル | |
E2 | 2年間 | 75ドル | |
E3 | 3年間 | 100ドル | |
永住ビザ | K | – | 無料 |
多くのみなさんは、観光ビザ(T)が必要で、30ドルかかると思います。
渡航前に日本で準備が必要なもの
渡航前に準備しておきたいものがひとつだけあります。それは、米ドルです!カンボジアは、米ドルが日常で使えるほど普及していて、アライバル取得の際に支払うのも米ドルです。したがって、日本を出国する前に必ず準備しておきましょう。
ちなみに、入国前は両替所がありません。事前に米ドルを準備をしていない場合は、数台あるATMを利用し、海外引き出し可能なクレジットカードで現金を引き出すことになります。言わずもがな、手数料が高くなりがちなのでおすすめしません。
なお、空港到着後にトゥクトゥクやタクシーでの移動を考えている場合は、その分のお金も含めて前もっておろしておくことをおすすめします!シェムリアップ空港からパブストリートまで、多く見積もっても5ドルあれば十分です。
少し話がそれましたが、他の国で必要になることの多い証明写真は不要です。パイセンも行くまでヒヤヒヤしていましたが、全く必要ありませんでした。以前は必要だったという情報もあるようですが、少なくとも2020年2月時点で写真は必要ありません!
ビザ申請用紙の書き方
アライバルビザの取得には、あらかじめ飛行機内で配られる申請書を記入する必要があります。以前までは専用の申請書がありましたが、最近入国(イミグレーション)カードと合体して一枚の用紙にまとまりました!
上の画像の通り、一応記入例を作りましたが、特に迷う場所はないのではないでしょうか?迷うとしたら「出発地」のスペルがわからないくらいかな?笑
なお、この記事を読んでいただいている方は該当しないと思いますが、すでにカンボジアでのビザを取得している際には、空欄の部分にビザの番号を書きましょう!
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飛行機はできるだけ早く降りる
特に週末など海外からの旅行者が多いタイミングでは、あっという間に窓口が混み合います。申請までは比較的早く進むのですが、発行が完了するまでに時間がかかります。場合によっては30分以上かかることも…。
それを避けるためにも、空港に着いたらできるだけ早く飛行機から降りましょう!パイセンはそれを見越して、できるだけ前方の座席を予約していました。その甲斐あって、スムーズに降りることに成功!
アライバルビザの申請場所 @シェムリアップ空港
シェムリアップ空港に発着する飛行機では、やたら何もない滑走路のようなところで乗り降りします。なので、まずはせっせと建物まで歩きましょう。パイセンはここを、フライトでの足のむくみ解消もかねて小走りで駆け抜けました。違う便も同時に到着していたので、20〜30人ごぼう抜き。
建物に入ると、向かって中ほど右側がアライバルビザの申請場所です!空港内の案内には「Visa on Arrival」と書かれているので、それを頼りに行くのもいいでしょう!
ここであたふたしてしまうと、旅慣れした強者が一気に列を作ってしまいます。そんな勢いに負けず、ささっと窓口まで行きましょう!ここまで来ればもう安心です。
窓口では申請用紙を提出し、請求された金額を支払います。パスポートを預けたら、カウンターの左奥に進んで、あとは発行完了を待つのみです!こちらでも申請した人から順番にみんな並んでいるのですが、発行される順番はビザの種類によって若干前後します。
ちょっと聞き取りづらいですが、名前で呼ばれるので、聞き逃さないようにしましょう!「ジャパン「(名前)」〜」みたいな感じで呼ばれるので、ビザが貼り付けられたパスポートを受け取れば完了です!
ついでにその後の出国ゲート
その後、通常の入国審査を受けます。この時、パスポートの種類によって窓口が大きく以下の3つに分かれています。
- 海外パスポート
- 海外パスポート(ASEAN)
- カンボジア人パスポート
カンボジア人パスポートの窓口はさすがに厳しいですが、ASEANは行けます笑。だいたい海外パスポートの窓口は混んでいて、ASEANの窓口は空いています。パイセンはしれっとASEANに並び、ここでアライバルビザ発行の遅れを取り戻しました。
あとはバゲッジクレームをして、シェムリアップ観光を楽しむのみです!
トゥクトゥクやタクシー利用はPassAppがおすすめ!
シェムリアップ空港を出ると、トゥクトゥクやタクシーの運ちゃんから淀みなく声をかけられます。乗ったはいいものの、目的地を伝えるのに苦労したり、高額な料金を請求されてトラブルになる場合も。
PassAppなら、アプリで目的地を入力でき、且つあらかじめ決められた料金で連れて行ってくれるから安心!ドルもしくは現地通貨のリエルが必要なので、その点はご注意ください。
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両替はできるだけパブストリートで!
シェムリアップでは、まだクレジットカードが使える店舗がまばらで、現金を頻繁に使用します。しかし、日本やシェムリアップ空港の両替所よりも、基本的にシェムリアップでは中心街にある両替所の方がいいレートで交換できます。
空港〜ホテルまでの移動費やSIMカード/Wi-Fiルーターレンタルの代金など、日本やシェムリアップ空港での両替は必要最低限に済ませましょう!そして、それ以外の現金は、中心街で両替するのがおすすめです。
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